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制服と社会

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この春、次女と長女がそれぞれ中学校と小学校に進学するので、このところ、それぞれに必要な制服やジャージなどを注文している。次女は少しふくよかなので、長女のお下がりは残念ながら無理。なので、大きな出費になる。公立中学校でも8万円超え、私立高校は12万超えで驚く。長女の方なんて、制服の下のブラウスとかネクタイとかのオプションまであって、買わなかったけれど、シャツなんて白でいいだろう、と言いたくなった。日本社会が制服を導入してから100年以上立つようで歴史はある。それぞれの学校でそれぞれ微妙に違うデザインなので、市販品の規模の経済が働かないから仕方がないと言えばそうだけれども、コロナ禍でさらに経済が逼迫しているこのご時世、どうなんだろうとやはり思ってしまう。もちろん自治体によっては社協が「制服リサイクルバンク」をやっていたり、PTAがジャージなども綺麗な状態のものをリサイクルしてくれてはいるが、注文する時期が12月から1月、卒業する時期が3月だから、かなり無理をして購入しているご家庭も多いのではないか、と勝手に想像して勝手に暗い気持ちになっている。文科省から、学用品価格の見直しが依頼されているようだけど、現実はまだ変わらない。経済的に苦しい家庭には、自治体から補助が出る制度もあるようだが、説明のウェブでチェックしただけで、申込書が面倒な感じがしてならない。

次女も長女も採寸の時に子どもにも値段が分かるから二人とも「当分節約だね」と言っている。採寸会場の帰りの車の中で次女が、「子どもは公立お金がかかるから、こう言う出費が大丈夫な人しか子どもは作れないよね」と妙に引っかかる発言をした。12歳の女の子がそう言う「相場感」を持っている社会ってどうなんだろう、暗すぎやしないかと思う。こう言うことを書いても問題は解決しないだろうけど、本当にどうにかなって欲しい。彼女の意見に全然きちんと返せず、「そんなことないよ」とも言えなかったので、今も情けない気持ちだ。

先週、次女の中学校の説明会に参加した。その際にも制服をめぐる質問が2つ出た。1つは感染症対策としては、制服よりも毎日洗えるジャージの方がいいのではないかと言う母親からのもの。もう一つは「女の子だからと言って、いつまでスカートを履かせるつもりなのか。制服の見直しはないのか」と言う父親からの質問だった。両方ともとても今時な質問で、制服と通して、社会の変化や課題が見えるよなあと思った。

春が近づくこの頃に、懐具合で悩む保護者、制服を着ることそもものに悩む生徒、両方がいなくなるようになればいいのにと思う。私服に変えると逆に競い合いが生まれるとも言われているが、だからって、今の状況は変わった方がいいし、なんとか変えたいなあと感じている。

 

 

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