佐藤峰研究室/Mine’s Lab

My マイクロツーリズム

夏休みも近いのに、コロナ感染者がまた増えてきたようで、やや憂鬱。こういうときこそ近場を楽しもうと思い、参院選は「旅行等」の期日前投票にして、東京の友達と娘たち2人と、10キロ圏内で楽しむことにする。

まず朝一で散歩をして、最近入会した「手賀沼トラスト」さんが育てているハスの花を見に行く。家から20分くらい、想像したよりも花弁が多くて、色が濃い。そして、9時に我孫子駅で友達をピックアップ、ガソリンを入れてブルーベリー狩りに。予約していたはずの農園に人がおらず、緊急連絡先にもらっていた電話番号が間違っていて繋がらずやや焦る。

https://kankou.kashiwa-cci.or.jp/c-news/4342/のパンフの農園に上から連絡し、電話がつながった、「グリーンファーム栗原」さんに向かう(https://teganumaweekend.com/personofteganuma/personofteganuma-no-21/)。一度は地域の集会場の近くに到着してしまうも、10時過ぎに無事到着。数種類のブルーベリーを育ている農園で、綺麗で広め。入園料は大人500円だが、「食べたいだけ試食していいですよ」と夢のようなお言葉に甘え、それを試食と呼ぶのかとためらいながらも、本能の赴くままブルーベリーを手が紫にそまるまで食べる。そしてブドウみたいにたわわに実が生るなんて知らなかったので驚く。甘い木を選んで摘み取り100グラム300円、お土産に1家族1パック付きという大盤振る舞い、来てよかったなあと思う。店で買うものや冷凍のものとは同じ果実と思えないくらい甘く美味しい。

次に向かったのは「道の駅しょうなん(http://www.michinoeki-shonan.jp/tsubasa/#tsubasa02)」。4月にリニューアルされ、地元とは思えないほどおしゃれになった店内で早めの昼ごはんをたべる。みんなそれぞれに唐揚げ定食を頼むが、普通のものを頼んだ私以外は、後悔するほどの大盛り。しかし、食べ盛りの娘たちとアラフィフの友人はMottainaiの精神を存分に発揮し完食。私は次女のおろしポン酢と友達のタルタルソースをもらいつつ、ライスを全残しして3人から怒られる。

午後からは、「シャトー・ド・コーマル(http://www.comaljoh.com)」に向かう。日本の建築基準法と家屋のサイズで建てられた、しかしロココ様式の、普通に人が暮らしているお城である。今は新興住宅地の中にあるが、当時は森の中だったらしい。建築士である城主のコーマル氏がヨーロッパで技法を学び、日本の職人さんに技を伝授、かなりの部分をDIYで建築した。築45年だがそこから30年かけて完成したといい、現在もリフォームが続いている。城の中を1時間以上かけて、「ロココ・カワイイ大使」にご案内いただく。大使はロリータファッションが好きで、横浜の洋館などまで出かけて撮影していたが、地元にお城があることを知り通うようになり、今は城の案内もされている。城にはワインセラーである地下室もあり、その壁も普通のコンクリだったのを岩っぽくするように、城主が(卵のパックをゴーグルがわりに)掘っていったというのだから驚きだ。人の執念とも言える努力のパワーに圧倒される。2階にはお茶室もあるとのことなので、また来よう。

最後に友達を南柏のご実家に送ってから、私の実家にブルーベリーをお土産に届け、猫が留守番をする我が家に戻り、シャワーをかかり、日焼け後にアロエローションをお昼寝。起きたら本当に遠くまで旅をしてきた気分になる。予想以上に大きな旅行効果のマイクロツーリズムだった。

写真を撮る友人と大使の後ろ姿とお城

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