佐藤峰研究室/Mine’s Lab

定常のコミュニティデザイン/ Stationary State Community Design

Concept

大学を卒業してから12年間、半分は留学のために欧米で暮らし、半分は途上国と言われる国々で、国際協力の分野で働きながら暮らしてきました。そして、子供が生まれたことをきっかけに日本に帰国し、現在は大学の教員をしながら、二人の娘を育てる日々を送っています。

パキスタンの農村にて村の女性に抱っこされてご機嫌の長女

パキスタンの農村にて村の女性に抱っこされてご機嫌の長女

英国、米国、パキスタン、ニカラグア、そして日本・・・。各国を転々とする中でいつも考えてきたことは、豊かな暮らしや幸福な社会のあり方ってなんだろうということ。定時きっかりに帰宅するイギリスの大学の秘書さんのきっぱりした後ろ姿。物質的には豊かなはずのカリフォルニアに暮らす人々の抱える老後への不安やびっくりするような貧富の差。色々な課題はあるにせよ、住んでみると案外良い国だったパキスタン。高いビルも大きなモールもないけれど、あっけらかんとした人々が地味にたくましく暮らすニカラグア。比較的安全だけれども、人の笑顔が少ない、何だかくたびれる日本の首都圏での暮らし。

ニカラグアのTipitapaにて、子連れで聞き取り中

ニカラグアのTipitapaにて、子連れで聞き取り中

どこにもそれぞれの暮らしの形があり、どれもきっと正しくも間違ってもいないのでしょう。けれども多分、人類がゆるやかに向かっていくだろう方向性があるなと感じています。成長をやみくもに追い求めるのではなく成熟を目指すような社会へ。身の丈感覚や徒歩圏で暮らしをある程度充足できるコミュニテイへ。身の回りにあるものを最大限に活用して、個々人が主体的に自分で作り出すことをもっと楽しめる工夫ある暮らしへ。そういう動きを支えられる政策環境や制度設計の構築へ。これは、国や地域の貧困状況に関わらず、形は違えど同じことがいえるのではないでしょうか。

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sato-mine-bn@ynu.ac.jp

投稿日:2月 16, 2020 更新日:

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