横浜国立大学地域連携推進機構ネクストアーバンラボ「里山ソーシャルデザインラボ」では、2023年度に神奈川県の県西地域をメインエリアとして、関係人口の創出と定着を目標に、半年ほどの地域拠点でのパイロット事業と調査を行いました。その中で今まで出会ったことがないほどの数の、「フリーランス」として働いている方々に出会いました。業種が違う複数の職業を持っていたり、起業して小さな会社を経営していたり、個人事業主として注文を取って仕事にしている人と様々なスタイルがありました。
日本でのフリーランサーの割合はまだまだ少ないとされますが、2022年度からは総務省統計局がフリーランスを基幹統計の新しいカテゴリーとして加えており、調査によると約290万人がフリーランスとして働いています。地方出身の大学生の6割が職業があるなら地元に戻ることを希望している、首都圏に暮らす若者の半数以上が、仕事を変えずに済むなら地方暮らしに興味があるという調査結果もあります。
コロナ禍をきっかけに、日本でも徐々に働き方・生き方が多様化してきていますが、その実践の場のひとつが里山の周辺なのではないかという直感を持ちます。色々なメディアでも里山暮らしが紹介されていますが、その実態が深く語られる、経験が共有されることはあまりないように思います。
そこで今回は、それぞれの世代の「里山フリーランサー」の方々が、どんなきっかけで里山と関わるようになったのか、どんなふうに身を立てているのか、暮らしを(リ)デザインする上で大事にしていることは何か、里山への移住・二拠点居住・関係人口としての関わりを考えている人たちに伝えたいことを中心に、アイデア共有の機会を持ちたいと思います。
日時:2024年1月31日金(17時から19時まで)by zoom
参加方法:Peatixでお申込みいただきますと、確認メールがとどきます。そのメールにある「イベント視聴ページに移動」「イベントに参加」をクリック、申込み時にお知らするID、パスワードを入力して入室してください。 申込先:https://satoyama-freelance.peatix.com/view
登壇者(情報提供者、敬称略、順不同):
原みずほ(NPO法人三島フォレストクラブ、フリーランス Webデザイナー)
松村正治(中ヶ谷戸オフィス、NPO法人よこはま里山研究所理事長、NPO法人Life Lab Tama事務局長、野兎舎代表)
永森昌志(シェア里山ヤマナハウス代表、合同会社AWATHIRD代表、一般社団法人 房総未来像協議会 代表理事)
モデレーター:吉武美保子(新治里山公園にいはる里山交流センターセンター長、
NPO法人新治里山「わ」を広げる会事務局長、NPO法人よこはま里山研究所理事)
:佐藤峰(横浜国立大学都市イノベーション研究院准教授、横浜国立大学地域連携推進機構「里山ソーシャルラボ」ユニット代表、千葉まちのみどり同好会顧問、Biblioteca Puedo Leerサポーター)
主催:横浜国立大学地域連携推進機構ネクスト・アーバン・ラボ
共催:横浜国立大学都市イノベーション学府・研究院
都市地域社会専攻地域社会系人文社会領域